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小人数でも新入社員研修は必要?7つのメリットとは

小人数でも新入社員研修は必要?7つのメリットとは

新しい環境や職場でのスタートは、誰にとっても期待と不安でいっぱいです。特に新入社員にとっては、学生時代との大きなギャップに戸惑うことも多いでしょう。

最初のうちはとにかくがむしゃらに目の前のことに取り組みますが、所謂「5月病」になってしまったり、近年では入社後すぐ”モームリ”と「退職代行」に頼る、なんてことも。高度経済成長を”モーレツ”に生き抜いた企業戦士からすると、甘えるな!と言いたくなるかもしれませんが、このような背景から、新入社員研修は非常に重要な役割を果たします。

 

オンボーディング(入社者へのサポート)が整っていない企業では、現場任せのOJTで済ませてしまいがちですが、新入社員が学ばなければならないのは業務だけではありません。どんな人がいて、どんなことが評価されるのか。自社商品やサービスがどう流通し、何が強みになっているのか。社会人としてのマナーだけでなく社風や暗黙の了解など…。物心ついた頃には既にインターネット検索が普及しているZ世代にとって、先に答えを知ることができない状況というのは大きなストレスです。ここでは企業と新入社員、双方にとっての新入社員研修実施における7つのメリットをお伝えします。

 

1. 会社文化の理解

会社にはそれぞれ異なる文化や価値観があります。新入社員研修では、会社のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)について学び、組織が目指す方向性や働き方を理解してもらうことができます。これにより、新入社員は早い段階で会社との一体感を感じ、組織の一員としての自覚を持つことができます。

 

2. 基本マナーの習得

学生は就職活動で初めて本格的なビジネスマナーに触れますが、オンラインでのコミュニケーションが増えた現代においては、電話や対面マナーをほとんど知らない方も多いです。その状態で現場に出てしまうと、失敗を恐れどんどん挑戦が出来なくなり悪循環に陥ってしまいますので、早い段階で失敗させることが重要です。

 

3. 業務の効率的な習得

新しい職務を遂行するためには、専門知識やスキルが必要です。研修では、業務内容や使用するツール、システムの使い方を詳しく説明することで、新入社員が迅速に業務を習得し、生産性を向上させることができます。また、実際の業務において直面する可能性のあるケーススタディやロールプレイングを通じて、実践力を高めることも可能です。

 

4.チームワークの促進

新入社員研修は同期と共に行われますが、この機会に他の社員とも交流を深めることができ、良好な人間関係を築く一歩となります。また、グループワークやチームビルディングの活動を通じて、協力し合う姿勢やコミュニケーション能力を育むこともできます。これにより、組織全体のチームワークが強化されます。

 

5.動機付けの向上

研修の内容は、単なる業務の説明にとどまらず、会社が新入社員に対して期待することや、自分たちの役割が組織にとってどれほど重要かを伝える場でもあります。これにより、新入社員は自分の仕事に対する誇りや情熱を持つことができ、モチベーションが高まります。

 

6.離職率の低下

十分な研修を受けることで、新入社員は自信を持って仕事に取り組むことができます。これにより、不安やストレスが軽減され、離職率の低下にもつながります。具体的な業務や組織の仕組みを理解していることは、長期的なキャリア形成にも寄与するでしょう。

 

7.持続的な成長の基盤

新入社員研修は、その後のキャリアにおける学びの基盤となります。初期の段階でしっかりと基礎を築くことで、その後の成長や自己啓発が容易になります。企業もまた、継続的な教育プログラムを通じて社員のスキルを高め、競争力を維持することが求められます。

 

新入社員研修は、企業にとっても多くの利点があります。しっかりとした研修プログラムを通じて、新入社員が自信を持って仕事に取り組むことができる環境を整えることが、企業全体の成功にもつながるでしょう。

当社ではご予算に応じて少人数での新入社員研修も立案・実施しています。新入社員受け入れ体制や研修の全体設計からご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。